#5 春の竜巻、、Squire TORONADO 特殊個体
やーすっかり春ですね~♪
春眠暁を覚えず、、と申しますがここん所、年取ってきたせいなのか?
夜中3-4時に起きちゃったり?またそういう時は暁見てから2度寝に入ったりと
実に情緒に欠ける生き様をしております♪
さて巷では桜が満開(だったw)!例年なら関西地方はこの時期雨や嵐の影響で
早々桜は散ってしまうのですが今年はやけに好天に恵まれて
2週間以上に渡りもずっと桜が堪能出来てやれうれぴや♪
そんなうららかな春の陽の午後、、我が家には小さな嵐が吹くのです、、
”ガゴッ!”
”あらっ?@@?”
サドル高調整中に明らかに異音がした後、それまであったビスの程良い
トルク感が急激に重くなりやがては硬直した、、。
↓3弦のレンチの先側の奴ね、、XP
”あーやっちまったなぁ、、><”
見てみればビンテージタイプのサドルのネジ溝が馬鹿になっており
どうやら締め側に挿入中のイモネジがネジ山から外れ
斜め方向に硬直してしまったようである、、。
”だから 鉄板サドル(ビンテージスタイルサドル)嫌いなんだよぅ!!”
私は心の中でそう叫んだのでした、、、、。
さて!今回のネタは古いギタリストにはあまりなじみが無い?
フェンダーの姉妹ブランド”スクワイヤー”のTORONADOというモデル
1998年に初めて世に登場したフェンダーブランドでは新しめのデザインです。
TORONADO(トロナド)はスペイン語で和訳すれば竜巻!
英語でトォウナィドォ(トルネードw)
ずんぐりしたボディなのに中々勇猛なネーミングじゃないですか^^?
世に出た期間も短命で準レギュラーラインナップともいえず時々忘れた頃に出てきて
やっぱりすぐ生産中止になる♪ いいギターなのになぁ?かっこ悪いんかね?
上下どちらもフェンダーのトロナド^^売れなかったからか個体数少なく超レアです♪
このギターはそうだなぁ、、ザくっと言えば、、
”俺ギブソン系が好きなんだけどフェンダーポジションで手軽に扱いたいぜ”
的なギターと言えばいいのかな?スケールもギブソンと同じような
ミディアムスケールなんだ^^
多分人気が無い理由は既にフェンダー系持ってる人が、セカンドギターであれば
ちゃんとしたギブソン系をまず買うぜ!ってなり。
逆にギブソン系持ってる人はセカンドでフェンダー系ならシングルピックアップ
付きを狙うだろうからフェンダー系で両方ハムとか要らんなぁ、、、
となると思う^^?
よってこのギターを選ぶ層は
1、初めてのギター探してる人
2,ギブソン系あんまり好きじゃない人
3,変わり者(私♪)
とまぁこういう層に響くと思うんですね♪
でもね?色々と楽器持ってますがデザインが後発なのもあってか
よく考えられてて超抱えやすいんですよ^^
ミディアムスケールで弾きやすいしバランス感覚がとても良い^^
音は好みだと思うんですが私には何の問題も無いですねー
嫌ならピックアップ変えれぇ!w
んで最大にいい点が
もし立てかけてたりシールド引っかけて倒れちゃったとしても
ヘッド角が付いてるギブソン系とは違い真っすぐですので
”ヘッド折れたぁああああ!!!”なんて事故はだいぶ減ると思うので
やっぱ初めての人にも大変お勧めできますねー♪
初心者さんにギター何がお勧め?ともし聞かれたら
私はまずはストラトを勧め、次点でトロナドを推しますね^^
ちな私個人はストラトのあの万能、王道っぷりが全く好みでないのです、、w
音色的に利用を迫られ何本かは持ってるんですが、、使う度、凄く弾きやすくて
いい音でストラトが王道になる理由を毎度痛感する♪ やー!!嫉妬する?
だがっ!!
今まで一度もストラトの形をカッコいいと思ったこと無い、、
そこ楽器は自分の感性とモチベに訴えかけるものなんで大事でしょう?
↓ストラトキャスター、、この優等生めw、、
↑どの口が言うのん?w まー私の精神上の永遠のライバルみたいなもんです♪w
ここで昔話になりますが、、
80年代後半のバンドブームのさなか友達周りは、やれストラトがーテレキャスがー
やーレスポールっしょ?って 話に咲いてた時、、
高校生の時に私が初めて買ったギターは今も使ってるオービル製のESー335です
楽器屋で見た時これしかない!とビビッと来たんです^^v
今は無きギブソンジャパン(今はエピフォンがその位置)のオービル by ギブソン♪
初めてスタジオに持って行ったとき
”おま!それおっさんギターやん!デカっw” と皆に驚かれましたが
何気にギブソンのピックアップがデフォで搭載されている事で
マジで!?ちょと弾かせてー おぉおおー?歪ませてもめっちゃええ音やんー!!
流石ギブソンやなーナニコレー?と、、当時の尖った流行とはかけ離れた
デザインなのに皆に一目置かれた話を今書いてて思い出しましたw
実際、当時ギブソンとは高校生にはまず手が届かない高嶺の花だったんですねー。
(そのお金あるなら免許取ってバイクとか高3で先輩から車買うわ的な方向の時代)
もっともギブソンピックアップついてるんは購入後に知った事だったんですがね^^:
ですんで感性の話は私の場合、常に斜め方向だという事をお伝え申し上げます^^
さてー前置きが長くなりましたがこの異端児、、。
私のトロナドをご紹介♪
実は私は随分と前からこのトロナドのデザインというか設計思想を買っておりまして
機会があれば是非わが一党に加えたいと虎視眈々と狙っておりました。
2020年かな?値段も低価格でスクワイヤーから青いトロナドがラインナップに
上がった時にこれ買うわ!と思っていたらいつの間にか姿を消していて断念、、
上が2020年モデル^^レイクプラシッドブルー ↓真っ黒もあったんだ♪
そうしたら去年再びカラーリングを変えてこのスパークリングなグリーン系シルバーが
再販されて今度こそは!とネットを物色していると
何やらとても怪しい個体を発見しました、、、
↑が現行の2021年モデル 昨年私が買ったこの色ミスティックシーフォームって色と
下のヴィンテージサンバーストの2色のラインナップ♪
通常私がネット通販で選ぶ個体の基準としてネックの雰囲気が第一条件で
ネックの木目が柾目でなるべく目が目立たず
導管が詰まってる感じの物をチョイスします
低価格帯で柾目の板ましてや木の中心部を使った個体なんてのは
クォーターソーンって部位だったかな?
なかなかレアですが根気よーく探せばあるにはある^^
この個体は、、ネックが板目なんですがスポルテッドメイプル風?かつ
フレイム杢が入った個体でした@@?ナンジャコリャァ!!
んでこれほど全面に渡るフレイム杢が入った低価格帯の個体も
過去1度のみですが見たことがあり、あるにはあるんですよねー
どういう選定基準なんだろな?w
まぁスポルテッドって(年輪外周に黒い輪っか杢(要は黒カビの死骸なんだ))
ボディやヘッドの突板に合板で入った物こそ使われますが
長年のギター弾きならネックのスポルトなんて強度的にみてもダメダメやんーwと
敬遠されると思いますw。(黒カビ病になった木だかんなw)
私も、やー直ぐ反って曲がるんじゃないかなぁ?と思いながらも
この個体特有のアートな世界に魅了されてついつい買ってしまいましたw
写真じゃ光で飛んじゃって上手くお伝え出来ないんですが
裸眼で実物見たらかなり濃く杢が入ってます
(フレイム具合だけならAA+かAAAグレード程度かなぁ?)。
実際、角度変えるとネック元からヘッドまでギラギラ立体的にフレイムが移動して
行くのが見えます♪パっと見はどこぞのオーダー品みたいな?オーラ出しまくりです。
これ見ながらご飯二杯行けるわぁ♪
購入後半年近くは経ちましたが今ん所、全然変化なく真っ直ぐ♪
だけどまだ1年生、、
出来れば変に反らないでほしいなぁ、、と願望、、♪
みてくれはどうあれ工場で複数工員にベルトコンベア式で生産される
大量生産品であるため実際にメーカーがコストカットする部分、、
特に目に見えない部分の機械系どうしてもグレードダウンは否めません。
↓でも思った以上に丁寧な作り、、流石スクワイヤー♪
普通に使うには全然問題ないですのでその点はご安心を^^v
私はある程度少々問題あっても調整や加工改造できるんで
その辺は普通の人よりいささか麻痺してるかもしれませんが^^:
時に!最近はいろんな所で色々な物のレビューを簡単に見ることが出来ますが
メーカーにリスペクトが無いのが多すぎw
自分からコスパ?なるもの追い求めて低価格帯のものに手を出してるんだから
それを一々文句付けたらイカンと思います♪
文句言うなら初めから高い物を買えばええねんで?
そんなに言うなら、、例えばギターなら自分で予算1ー3万で素材加工から塗装、
パーツ組み込みから梱包まで他人様に文句言わせないモノ作ってみ?と思いますね♪
そうすればメーカーさんの企業努力がいかに凄いかわかると思います^^v
便利な社会なんですが心は貧しくなったらあかんと思う^^
んでもって想像力と自分の努力で何とかなると思うんですよね♪
他人や他を比べる前にまずは自分が大きくなれと私は思います^^v
と、、脇道に逸れたわw そろそろいじっていこうか!
ネジ穴が馬鹿になってしまったプレスサドル、、
早速、鉄のダイキャストサドルに変更だ!
スクワイヤーはピッチが10.5mmなんでこれがポン付け出来る♪
またしてもゴトー製♪ S21C(クローム)♪
ただこいつを付ける場合はこのトロナドのブリッジ形状に少し問題があり
ゴトー付属のネジではちょい長すぎてオクターブチューニングに弊害がでる、、
んでネジだけはスクワイヤーのオリジナルアジャスターネジを使用しました♪
↓こういう感じで大分ネジの長さが違うのん。
↓こんな風にゴトーのネジだと6弦部分の弦裏通しの穴を塞いじゃう
対してスクワイアーのネジなら穴の位置バッチリさー♪
完成!!やー綺麗だな^^v
これならブリッジミュート時でも痛くない♪地味ながら操作感覚大分気持ちよくなる♪
後はそうだな、、あーあれやっとこ!
これこれw スイッチやネジ部分に噛み込んでちぎれてしまった保護用の
ビニール片、、 皆さんこういうの時々気になりませんか?w
特にこのトグルスイッチのリング、、普通じゃラジオペンチとか使ったりして
ガタガタになりますよねー?ですんで中々気軽じゃ無い♪
でもこういう工具がありましてStewMac製のAdjustable toggle switch wrenchと言います
これを当てがい中央のネジ部を締めて噛み込ませると、、
超余裕w♪流石は専用工具です^^v
さらばビニール片♪
この工具、、舶来だしプロ用の専用工具なんで値が張るんだけど
これ知らない頃はリングはラジオペンチ等でやるとリングが
ガタガタになったりボディに傷つけそうになったりでヒヤヒヤもんでしたが
そういうリスクがほぼほぼ無くなるんで私のようにメンテや改造多い人には
1本持っておくと超楽ちんですよ^^v
ひゅー♪ 今回も無事ブログ完成^^v
春の我が家に吹いた小さな嵐でした^^v