#9 いつの間にか激レアになってた、、Mid East ”Balalaika Tenor Ukulele"

こんーです! いよいよと冬将軍到来ですね>< やーホントサブくて軽く死ぬ♪私は夏、産まれなので季節の中で冬が一番嫌いだし苦手です><皆様は元気にお過ごしでしょうかね?最近はマスクしない人も増えたのでインフルエンザも流行ってきておりますよー!ご注意を^^v

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さて、最近はウクレレの記事、、ってか今まであまりウクレレ記事乗ってなかったので今日はウクレレのブログと致しましょう!本日のお題はこちらっ!

 

デデン!

w なんじゃこりゃー?www

その名もMid East社製のテナーウクレレバラライカウクレレ”です。バラライカとはロシアの民族楽器で3弦のマンドリンの様な楽器でこれはそれにインスパイアされたれっきとした?wテナーサイズのウクレレです。

ただでさえバラライカって実物を見たことが無い方も多いと思われますが、これは更にウクレレでかつテナーって所が本当に頭悪いというか、、もとい!チャレンジ魂とロマン満載なウクレレとなっております^^:

さてこのバラライカウクレレを作るMid Eastという会社は2010年ごろはフロリダに拠点を置いていたブランドで中東で使われるウードやタブラ、ハープなど民族楽器専門のブランドがその技術力を生かし当時ウクレレブームもあり古楽器や民族楽器にインスパイアされたウクレレを展開しておりました。(工場はこれまたレアなパキスタン製w)

が現在は米国を撤退して恐らく創業者の地元であるパキスタンに拠点を移し現在も民族楽器中心の商品群を販売しています。

ですので米国でウクレレ等販売してた北米サイトは既にクローズされておりいつの間にか入手困難品となってしまいました><当時でも日本には私が知る中では正規輸入は無かったはずで、私自身は個人輸入で当時のMid East の米国サイトから直輸入をした子でありますので多分日本には数える程度しかないのかもしれません?(とりあえず私以外の日本人で持ってる人動画含めてまだ見たことないです)

そんな人知れず散っていった激レアなウクレレではあります^^:

 

さて本日の整備に参ろうか!

この所というかここ何年もウクレレ自体がメイン楽器では無くなっていてこの子もキワモノであるが故、中々出番が無くここそうだな、、多分8年近く?仕事場に置いてあったため整備をせずにずっとほったらかしておりました、、XD  今回は購入後初のディープクリーニング+調整を頑張りたいと思います。

 

本日のメニュー

1,フレット研磨

2,指版改善

3,パーツ磨き

4,弦高調整

5,ナット調整

といつもの感じですねw

さて行ってみよう!

んー久々見ると当たり前だけど結構フレット錆びてる、、

チューナの方も少し金属パーツが曇っていますね><ゴメンヨー

弦高の方ですが1フレのギャップは0.8mmと結構高い

(個人的には0.3-4㎜が好き)

12フレは2.4㎜って感じか、、高けぇなをいw(いかにメイン機ではないかが解る)

んで少し突き出したナット、でも手には当たって無かったので

邪魔にはなって無く今見つけた感じ、、ここを少し削るか、、

さーとりま外していきますよ!

 

この手のタイプはフリクションペグといって1:1のギア比で

チューニングがとてもシビアですがこういう弦を緩めるときに

裏のネジ緩めるだけで一挙に緩むのがいいですねw

その他にメリット感じないんだけど、、w

おっと!とんだ罠が、、弦の最後が2度通しで弦がロックされてる、、

これ外すの地味にめんどくさいんよなぁ、、

ってことでこういう場合は硬いものよりつまようじで緩めると

ヘッドに傷が付きにくくてよいと思います^^v

んー弦外すと見事に錆び錆びですな、、

フレットに小傷も散見されますので

これはいつものフレットバターではなく研磨で行きたいと思います!

チューナー用のブッシュも外そうかと思いましたが

今回は割愛して装着状態のまま磨きます^^

こういう羽目殺しタイプのブッシュはツキ板の剥離怖いもんね

んでは今回思い付き作業だったため弦を用意してませんので

再利用用にボディにまとめておきます。

さーてと、、じゃ一旦全部ばらしたので

とりまナット飛び出しから!

マスキングして、、

削ります、、

ネックの塗装はがしてしまわないかとひやひやしますが

そこそこ攻めていきます(マスキングの厚み分フラットにはならんけど、、w)微妙に突板剥がれてるの発見!(後でタイトボンドやー)

だいたいおけ!

ガサガサしてたのでナット上部も少し研磨しておきます^^

 

おお!エボニーかと思っていたけどローズウッドか!

いい匂いがします(バラの香り?)

 

ま!こんなもんでしょ!最終溝切りの時に

オイル研磨もします。

 

さて!お次はフレット磨き!

まずはネックに2回水平方向にマスキングを貼って

その後この上に1フレずつマスキングを渡していきます

(理由は後程)

貼り終えたのでさー!いくぞ!

今回は細かい傷もあるのでボンスター(スチールウール)を

使いますがこれ細かい鉄粉やらヤシの実の石鹸粉末入っておりそれらが尋常じゃなく落ちてくるので、あんま好きじゃないんですよね><(間違ってソープインの奴買ったw)でも効率はとてもいいのでトレードオフです!

↓は多分ソープ入って無いはずです^^

これで軽く研磨するだけでこのパワー!

エス!力こそパワーです!!!♪

ねーこんな感じで鉄粉やら石鹸の粉が落ちまくるんです、、w

でも結果はこれだぜ♪そろそろ鉄粉だらけだな、、

ここで秘密兵器を投入!

100円ショップで買った最強のネオジム磁石

 

これで作業台やらボディやら指板なでるだけで、、

(ポイントは未開封裏側を使うと砂鉄の掃除楽w)

子供の時分の砂場の砂鉄集めを思い出す結果ですw

とてもいいと思いますよ^^v

 

んで今回の研磨は作業効率upの為、この子を投入します!

 

 

金属磨きクロス!クロスに極小の研磨剤がしみこんでおり銀製品とか磨くだけでビカビカになる超便利グッズです。2000番→コンパウンド等の手間要らずでスチールウール→金属クロスの流れが最近のお気に入りです。

結果はこの通りや!ドヤァ!!w

スチールウールの磨き出しから金属磨きクロスでの研磨作業は大体10分強程度で終了したので実にお手軽ですよね?1-2弦だけだけど22フレットあるし、これだけの作業時間で済むのは結構お手軽かなー?と思います。

 

これ使ってほかの金属パーツも磨きます

手前研磨前、奥磨いた後 ドヤァ!!

これぐらいの曇り程度ならコンパウンドも使わず

綺麗に出来るのでお勧めです^^v

 

さて、、フレットも磨き終えたので

いよいよマスキングはがし、、

ここで先程のひと手間だった秘密

長手方向へ貼った

マスキングをゆっくりはがすと、、

そです!一挙にはがせるんですよねw

上手くいかないときもあるけど

決まるとかなり時短できます^^v

ヘッドのブッシュも磨いて、、、

ナットのでっぱりも完全ではないけど結構引っ掛かりは

感じなくなりました^^ マスキングテープの厚み分

程度のでっぱりですね 元々手に干渉してない

アラでしたので今回はこれ以上は攻めません。

 

んで少しだけ指板の粗が目立ってたので

ナットのオイル研ぎ含めて修正します^^

最後はフレットバターからのビーワックスパックで

 

 

 

出来ましたぁ!

チューナー等組み込みます!

やー綺麗になりましたね^^

 

ヘッド裏金属パーツもリフレッシュ

 

いよいよ弦高を下げていきます!さてこのウクレレのネック、、、、マジギターかよ!?という感じの丸太ですw材質も今じゃマジかよというレベルで確か総ローズウッドのネックだそうですw(今はローズウッドは伐採禁止か輸出禁止だかで代替えになってる高級材です)ですんでウクレレ弦程度の張力ではいまだに曲がる気配すらなくビシッとストレートですw握り心地はそうだな、、木刀握ってるぐらい太いですね、、ビンテージギター握ってる感じ?

上記の事によりそこそこ攻めれると判断し、今回は1フレの高さを0.4㎜としました。

んでブリッジ側も溝を更に切っていきます。

この手は固定されていないフローティングブリッジなので

溝切り時、動いてずれないように慎重に切っていきます、、

溝切に使用しているヤスリは地球印のこれです!

 

お値段おったっかいんですけど プロ用の道具でこれが有るのと無いのでは本当に精度の差が出ますので自分で溝切りいじる人はマストバイなアイテムです!100均やホムセン等の精密やすり等じゃ絶対この精度出せません^^vナットやサドルがたがたになるよー?

 

完成っ!

サウンドホールのローゼットがレーザーで切り抜かれてて

無駄にゴージャスですw

埃落ちたら二度と回収不能だろうな、、

 

さてここいらでこの子の全景を載せていきます。

ピックガードもローズウッド!

トップは確かヨーロピアンスプルースだったはずですが

何故か水平方向へのブックマッチですw

その方が材料節約できるんかな?

バックもボールバックかつ違う木を組み分けてて

かなり凝っています。総単版です。

慣れないと角のつのが二の腕の裏を刺してきて

痛いねんw

底部が日本人の魂に訴えかけるような?

旭日デザインです! かっこいい!

ヘッド部もピカピカです^^v

存在感あるでしょ?w

音ですがかなり硬質なパチーンって感じで癒し要素は

あまり感じない音なのでソロとかによさそうかもです?

ウクレレアンサンブルの中では恐らく見てくれと共に

その異質感が飛び出す事請け合いですw

 

ご興味のある方はパキスタンではまだウード等の弦楽器も

販売しているので多分、お国柄的にも1本作ってくれ!と言えば

多分作ってくれると思いますのでHPを貼っておきます

パキスタンのリンクなのでたぶん表示速度遅いかも?と思います、、

https://mid-east.com.pk/

 

後、多分このメーカーのOEMでデザイン違いますが

細々と売ってる所見つけましたが、、(確かドイツのショップ)

ブクマするの忘れたのでまた見つけたら貼っときます♪

 

それでは今日はこの辺で!

 

アスタルエゴ!